設計施工

金物を使わない伝統工法

建坪10坪上下合わせて20坪の小さな家です。金物を使わない伝統工法で建てました。子どもがアレルギー体質のため、無垢の木と土壁を使用しました。躯体から間取りを考えた結果、デザインより「安らぎ」を重視して設計。天井は高ければ高いほど良いというものではありません。1階はなるべく天井の高さを低くして落ち着きを考え、小さな家のため、2階は勾配天井にして広く見えるように工夫しました。松梁はチョンナ仕上げにし暖かみを演出。外壁はリシン掻き落としにして、伝統工法らしくない外観に仕上げております。本来なら金物をひとつも使用したくなかったのですが、建築基準法にのっとり基礎と土台は金物で固定しました。